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首脳会議の結果概要

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第58回

第58回九都県市首脳会議の結果概要(環境問題対策委員会に関する案件のみ抜粋)
-平成22年11月15日

各委員会等からの報告の概要

○環境問題について

・  地球環境の保全について、環境分野における国際協力・途上国支援については、引き続きJICA等関係機関と協議を進めていくこととした。
地球温暖化防止対策については、これまでの実施結果を踏まえて、引き続き普及啓発を共同して実施することとした。
また、対策の強化に向け、事業者対策、再生可能エネルギーの導入促進、生物多様性対策、次世代自動車の普及方策等の検討・研究等を通じて、引き続き九都県市連携した取組を推進していくこととした。

・  大気中の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質削減対策については、自動車排出ガス対策として、引き続き九都県市で連携しながらディーゼル車運行規制の効果的な取組を行うとともに、流入車対策や局地汚染対策等に関し、国等の動向を踏まえて、必要に応じて九都県市としての意見を表明することとした。また、実効性のある流入車対策としては、荷主に対して環境により良い自動車利用の推進への協力を呼びかけるために、取り組むべき事項を九都県市が連携して策定したガイドラインとしてまとめ、各地域ごとに活用する等の取組を行うこととした。このほか、エコドライブの普及について、連携できる効果的な取組として啓発に資するコンテンツの作成等を検討、実施することとした。
さらに、低公害車の普及拡大を図るため、引き続き低公害車指定制度を運用することとするほか、ラインナップが充実したディーゼル車の指定低公害車など、低公害車の普及を進めることとした。

・  東京湾の水質改善について、東京湾水質一斉調査及び啓発活動を継続・発展させることで、湾岸及び流域住民の東京湾再生への関心を醸成するとともに、東京湾の汚染状況や汚濁メカニズムについて情報収集を行い、水質改善対策に関する検討を進めることとした。
また、底質改善対策等の効果を検証するため、今後も各都県市からの東京湾底質調査結果を収集し取りまとめるとともに、第7次総量削減計画の策定等への活用を図ることとした。

・  緑地保全の推進に係る税制上の軽減措置及び国の財政支援等に関する国等への要望を行った。また、緑の保全・創出施策に関連し、生物多様性の保全に寄与する都市緑化について調査検討を行うとともに、緑あるライフスタイルの提案を広めるため、ホームページやパンフレットによる普及啓発を行った。
今後も引き続き、緑の保全・創出に向けた普及啓発事業を進めるとともに、調査検討、国等への要望に取り組むこととした。

○首脳会議で提案された諸問題について

・  実効性ある流入車対策の構築の検討について、実効性ある流入車対策として、荷主に対して環境により良い自動車利用を呼びかけるために、取り組むべき事項をまとめたガイドラインを九都県市が連携して策定したことが報告された。今後は、環境により良い自動車の利用を推進するため、地域ごとにガイドラインを活用する等の取組を行っていく。

・  環境分野における首都圏広域連合の設置について、環境分野における首都圏の広域的な取組の範囲について検討した結果が報告されたが、関東地方知事会で広域連携組織設置の検討が始まっており、九都県市での重ねての広域連合設置の検討は現実的ではないとの共通認識を得た。今後は、必要に応じて共通の課題について九都県市で更なる広域連携に取り組むこととした。

次回は、平成23年春、川崎市主催で開催する。

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